多摩川にほど近い2世帯住宅。 周囲の環境からプライバシーを守るという観点で
建主が選んだのはコートハウス形式 の住宅。さらに2階に上りやすいスキップフロアも要望されました。
設計者としては、その昔、河川敷だった歴史、ゲリラ豪雨対策を念頭に、完全閉鎖型の中庭ではなく、ガレージやアプローチ部分を中庭につなげて雨水処理のしやすい形であることを大事にしました。外界とは一線を画した中庭を2世帯で共有することで、世帯同士の程よい距離感、様々な景色をつくり出しています。