職人さんの手配も目途が立ったそうで基礎補強工事が始まりました。
繊維による補強も考えられましたが、抜本的な構造補強をしなければならないので、信頼性の高い既存の周囲に鉄筋コンクリート(以下、RC)を抱き合わせる方式を採用します。

写真は基礎底が確認できるまで掘ったところです。
コンクリートブロックの基礎で、土台の高さがGLより17cm。水廻りだったところは、土台も柱も完全に白アリにやられていました。

改修方法としては、GLからの土台高さが30㎝以下であるため、抱き合わせるRCの梁せいが土台の天端まで立ち上げるというやり方を選んでいます。土台とコンクリートの間に止水性の高いウレタン塗装のコンパネ2枚を千鳥貼り、さらに気密テープを用いて、コンクリートの水分が土台に行かないようにします。