内へ入っていく動作の中で、視線が外部へ向かうと開放感が得られます。玄関にそんな仕掛けをすると、家の印象が大らかになります。ここでは、門扉から玄関越しに外の坪庭までを見通せる窓をつくりました。門扉から玄関までの間は通り土間になっており、門を施錠してしまえば夜気を安心して部屋の中に取り込むことができます。

扉の横から内部をのぞく(左)
さらに奥の坪庭まで見えます。
玄関扉を開ける(右)
下足入れ脇の窓の足元には照明が埋め込まれており、その上にガラスレンガを並べてあります。夜になると窓ガラスに光で浮かび上がったガラスレンガが映りこみ、また違った景色が奥行を見せてくれます。