この住宅は間口4mの敷地にビルトインガレージを設けた狭小住宅です。ガレージの上の建物を支える壁柱が必要になるので、玄関へは横歩きで車の部分を通り抜ける状態です。少しでも玄関前のス玄関をペースを取るべく、ガレージに面する扉を南側に約15度振りました。それをきっかけに、階段・シュークロークを詰め込んでいきました。シュークロークの床は巾45㎝ほどしか取れませんが、高いところは階段から手が届くので、狭いのも結構便利です。

狭いところに収納があると暗いイメージを持たれがちですが、階段踊り場の位置に開口を設けることで、ハイサイド高い位置からの光が小さな空間に十分な明るさをもたらせています。

住みだして半年後にお邪魔したときの様子。
サイズの合うベンチを探してきてそこに置き、鈍角の隅っこに傘立てを置いていらっしゃいました。とても上手な住まい方だと思います。