八王子の家 のお客様の声…

自分が建てるなら、TVや雑誌で取り上げられるようなそんなかっこいい家にしたいという漠然とした思いがあり、なかなか家づくりに取り掛かることができませんでした。
我が家は、お金持ちでもライフスタイルに強いこだわりがあるわけでもなく、ごく一般的なサラリーマン家庭です。

家づくりを前に、何度もいろんな住宅展示場に足を運び、イメージを膨らませました。モデルハウスはどれも素敵で心躍りましたが、現実はこの1/3のサイズになり、家電製品が置かれ、子どもの勉強道具や私たちの生活雑貨などで全く違うものになっていくんだろうなと、楽しい半面、混乱もしました。

家づくりは選択の連続で、優柔不断の私にとっては楽しい半面、苦しさも満載でした。

まず、住宅メーカーと建築家とどちらとタッグを組むか・・・選択の要素はいろいろありましたが、最終的には「自分が暮らしたい家をつくるなら建築家だ」と、まず、一つめをクリア。

次に複数の建築家から一人を選ぶわけですが、どのプランも個性的で面白いプランでした。各建築家先生はいろんな技術と情報をたくさん持っていましたが、この段階で具体的な家のイメージがあまりなかった私たちは、プランからの選択というよりは、建築家先生の人間性や相性で決めさせて頂きました。
「この先生ご夫妻ならば、私たちの一生の家をまじめに設計していただける」と。
(もっと言えば、白崎治代先生が、なんか好き。こういう人、私好き、というとても感覚的な要素が強かったと思います。)

結果、奇抜な家ではなく、安心して豊かに暮らせる、満足度の高いマイホームが出来上がりました。

家に帰る度に「あぁ、いい家だな」と毎日感じています。

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設計中は、素人の私のわがままに予算を重視したアイデアを提案して下さいました。
プランの立ち戻りにも、根気よく話を聞いてくださり、時にはプロの視点からの的確なアドバイスも頂きました。
そうかな・・・と半信半疑の部分もありましたが、今はそのご意見を尊重して良かったなと心から思っています。
素人では気付かないプロの細やかな気配りが、今の暮らしやすさにつながっています。

例えば、収納。あればあるだけいいと思っていましたが、家族構成などを考慮して適切な収納量を確保することで、物は充分にしまいつつも余分な空間を取られないのは、やはり良かったです。収納棚の扉もあるところと、ないところと、メリハリのある棚のおかげですっきりと暮らせます。

次に窓。手が届かない窓はないので、効率的に空気の入れ替えや、かわいらしい窓自体を楽しんでいます。

IMG_0689特にこだわった、玄関、スタディコーナー、洗面室などは非常に満足度が高いです。玄関ドア、ガラス板、タイルの一つ一つをきちんと選択いただき、毎日の暮らしが楽しくなっています。
スタディコーナーの造作家具は目的に合ったしっかりとした家具を設計して頂いたので、見た目、使い勝手ともに大満足です。

設計に長い時間をかけさせてもらいました。
先生は全体の工程を見ながら、私たちをうまく誘導して下さり、根気よく要望を取り入れながら、よりベストな提案をして下さいました。

家族の時間を刻むこの家は私たちの終の棲家です。時間の経過が家の深みとなるよう、大切に暮らしていきたいと思います。