桜川の家 のお客様の声・・・

私たちが希望する住まいを文章や簡単な絵にまとめて、白崎さんの事務所を訪問しました。初めてお会いするので、ドキドキしていたことを今でも覚えています。 2世帯を建てるにあたって、建築家を探しているときインターネットで白崎さんの作品を見て、依頼してみたいと思い、突然のアポイント、訪問をさせていただきました。
完全分離の2世帯住宅としたいことや、デザインイメージなど、家に対する様々な思いを伝えたところ、後日、3案のプラン提案をいただきました。
どれも捨てがたいプラン。 ん~、悩ましい。

その後は親世帯、子世帯、両方の希望やモノ選びは長時間に渡り、さらにキッチンとリビング空間、照明やスイッチ、外構など、本来、建築家に頼るべきところを自分たちが納得いくまで打ち合わせさせていただきました。(私と妻は建築学科卒業のため、こだわり過ぎだったのかもしれません(笑))

まずはキッチンとリビングです。キッチンとリビングさらに和室とセカンドリビングは一体性を持たせつつも、部屋の用途ごとに適度な段差をわざと設けたい。そんな要望をかなえるプランを何案も作っていただきました。当初はアイランドキッチンを強く希望していましたが、面積とその他の要望を考慮すると壁付けキッチンのほうが納まりがよいとのこと。その案に私も妻も納得。いまでは、子供たちが元気に走り回れる伸びやかな空間となっています。ちなみに、適度な段差は建築構造上、かなり無理難題だったようです。

子世帯廊下ライトアップ

次に照明計画です。廊下の照明は夜起きたときにトイレまで行ける明るさがあれば十分と言う考えからフットライトを設けたい。さらにアップライトはこの位置にしたいなど、設置場所の要望を伝えました。極めつけは照明器具選びで、暖かみがある光が好みであったため、LED照明の色温度まで要望を出してしまいました。自分たちでショールーム廻りもしましたが、白崎さんにも多くの時間を割いていただくことになってしまいました。
完成すると、大きな特徴的な窓から、暖かみのある灯が出迎えてくれています。

さらに外構は旗型の土地形状のため、アプローチを長く設けることができます。雨が降っていても傘をささずにアプローチを往来できるように、鉄骨組みでアプローチに屋根をかけてもらいました。屋根の素材はあまり使われていない素材を見つけていただきました。
その素材のおかげで、程よい透明感があり、住宅の顔を形成しています。

外観

家の外観には焼杉の提案をいただきました。はじめのデザインではガルバリウム鋼板でしたが、焼杉の提案をいただいたときは、感激でした。まさか焼杉が使えるとは!!さらに板塀にもその焼杉が使いましょうという提案も受けました。二重の喜びです。
またコンクリート打放しの壁の型枠にも焼杉が用いられ、無機質になりがちな壁が、有機的な素材によりやわらかな表情を生み出しています。

まだまだこだわったところは多くありますが、白崎さんには技術や予算を踏まえて、できること、できないことを明確にしていただき、納得しながら進めることができました。そして機能性やデザイン性だけでなく、心地よさや安らぎ、家族とのつながりを感じることができる大切な生活基盤をデザインしていただきました。

住み始めてから1年経ちますが、白崎さんと作り上げた基盤を基に、幸せを感じながら生活しています。