弊社ではコストコントロールを行い、できるだけ設計期間のロスを減らすために、基本設計時に概算を取るようにしています。

概算はそのまま契約額になるものではありません。基本設計は粗く、その後の実施設計で練り直すので、同じ部位でもコストの上下は出てきます。
しかし、概算レベルで予算オーバーであれば、依頼主も納得して減額案に協力してくれます。
工務店はというと、概算といっても判る範囲でメーカー見積もりを取ったり等手間暇は本見積に近いことになります。なので、初めてお付き合いになる工務店は引き受けてくれないことが多いのも事実です。
そうすると、こちらのやり方を理解している馴染みのところにお願いすることになりがちです。
見積もりで他社より手間をかけさせている分、現場では指示書という形で施工図に使える図面を極力発行し、監督の労苦低減を図っていることも馴染みの工務店さんは理解してくれています。

今回の依頼主は、賃貸で建築家住宅に住んだことがあり、デザインされた空間の気持ちよさを知っているご家族。恐縮この上ないことですが、減額案につきあっていただくことになりました。
減額案の可否を選択してもらって、実施設計へと進んでゆきます。

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話は変わって、コロナ禍でZOOM会議もやっておりますが、久しぶりにご自宅に伺って打ち合わせを行ってきました。

お嬢ちゃんの書初めがどーん。小学校上がる前なのにこの筆使い。そして選んだ言葉。素敵でしかないです。