Q:
工事見積が予算オーバーした場合はどうなりますか?
建築家に依頼すると、高めになってしまうと聞いたことがあるのですが…。

A:
私たちは、設計の金額的な精度を上げるために、設計途中で概算見積を出して、それを最終的な設計の「物差し」にしています。

それでも、正式見積が予算より高く出てくることはよくあります。
でも、予算から1割程度オーバーなら、建材の変更、設備のグレードの見直し、家具・建具等オーダーメイド品を利用する範囲の見直し、オーダー品の仕様の変更、そして、工務店さんとの価格交渉などで減額できることが多いです。

概算からの金額アップ要因は、以下のように様々です。
①概算と正式な見積とで金額のブレがある。
②概算見積以降の実施設計の段階で、新たなご要望があった。
③概算段階で予算オーバーが予測されたが、あきらめきれず、設計に盛り込んでいた。
(→①にある金額のブレの兼ね合いで、トータル予算で納まるケースもあります。)
④実施設計で性能設計を詳細につめた結果、追加した内容がある。
(→概算段階では詳細設計まではできないので、大まかに金額を予想します。詳細に決めるがゆえにコストアップがあり得ます。)

また一方で、お客様の方で「この内容は、金額によっては別予算で検討したい」という場合もあります。最終的な設計内容と契約金額は、お客様が決定なさること。私たちとしては納得いただける設計内容にするために、色々な選択肢を設計図に含めてあります。そこから工事内容をお客様と照合しながら契約金額へ持っていきます。

建築家だから高くつくということではありません。
「できるだけご要望を取り入れて満足いただけるものをつくりたい。」という姿勢のあらわれだと思って、減額案の打合わせにお付き合いいただければと思います。