場所は土地区画整理事業内で、ご両親が神奈川に移り住んだ大事な土地にもう一度きょうだいで一緒に住もうという計画です。

2世帯住宅の構えになるわけですが、周辺ともども一旦更地になってからの計画になり、「土地を読む」が「=町の将来像を読む」ということになり、難しい決断となります。最初の提案で2案をお出しすることにしました。

A案は、お客様が直感的に中庭型を希望されていて、町の将来像が読みにくいときには妥当な考え方なので、間取りの在り方に強引さが出てしまうものの、2階まで完全中庭にする案です。

B案は、お客様の間取りの要望を極力取り込んでいき、完全中庭は無理なもののコの字型の配置と塀で中庭をつくり出そうとした案です。

結果、A案を気に入っていただき、今はお客様の方で収納の再考 、SEEDSは施工床の面積減や構造の整理を行っているところです。