2018-09-18
今回は確認申請にかかわる話です。
この敷地は県有地の擁壁に接しているのですが、隣地への配慮から、擁壁に寄せた計画としていました。
横浜ではがけや擁壁に隣接していると、それに対する安全性をどう考えたかという報告書を確認申請書に添付しなくてはなりません。

擁壁自体の現状に危険性がないか、新しく建物を建てる時に擁壁に新たな応力をかけることがないか、の2本立てとしました。

擁壁の現状については、「目視でひび割れが見られない」「水抜き穴が適切に配置されている」「県の擁壁」であることを書き連ねればよかったのですが、新しく建物を建てる時の擁壁への影響は、横浜で出しているがけ・擁壁に関する資料を色々取り寄せる中で下の画像のページに行きつき、それに基づいて書くことにしました。

文中、「関東ローム層の場合、がけの安定角は、高さ 5m以下の場合 45°」というところがあります。今回の場合、経験的に30°を確保して配置していたので余裕なのですが、「盛土の場合のがけの安定角は 30°以下」というのがあり、30°を切ってしまうと盛土ではないことを証明しなければならないことになり、そうすると昔からの地形のままである(と建主から聞いている)ことを証明するというハードルの高い作業にはまり込むところでした。

かくして、1点の曇りもなく報告書を確認申請に添付し、確認済証も遅延なく下りることとなりました。