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シーズ・アーキスタディオ Seeds Archi-studio

内井昭蔵展

世田谷美術館の回廊

先日、世田谷美術館に行ってきました。
見に行ったのは「内井昭蔵の思想と建築」。
この世田谷美術館は、故・内井昭蔵氏の代表作に一つです。

僕の大好きな建築家の一人で、学生の頃、ずっと憧れを抱いていました。

展示内容は、ところ狭しと作品パネルが並び、それぞれに、担当者の言葉が書いてあります。

それを読むと、当時の設計風景が伝わってきました。
なかでも
「先生に複数の案を提示したところ、『君はどれがいいと思うの?』と聞かれました。そこで私の意見を言ったところ、『昼も夜もずっと、この建物のことを考えているのは君なんだから、君が思う通りでいいよ』といって下さった」
という文章が印象的でした。
ほかにも同様の思い出を語る文章がいくつか見られ、内井事務所のアットホームな環境をを想像するのに難くありませんでした。

そして、出口に近づいたあたりで、僕の大学時代の友人である、荒井さんが先生の言葉として記された
「ディテールは見せるものではなく、触れるもの」
という言葉に、はっとさせられました。

僕はこの言葉に、建築を学び始めた頃の「建築って何だろう」という素直な疑問に、答えをもらっているような、そんな気持ちにさせられました。

とてもよい展示会でした。
(白崎泰弘)

建築家 坂倉準三展

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先週末、「建築家 坂倉準三展」を観るため、鎌倉にある神奈川県立近代美術館へ足を運びました。

私がお世話になった事務所の創始者・坂倉準三氏の作品展です。
中に入ると、たまたま学芸員の方が観に来た人たち10数人を相手に説明をしていました。

大体は判っているので、その集まりとは別に当時の図面などを見ていましたが、やはり学芸員のお話が気になります。
聞くとはなく聞いていると
「都市計画が実際の作品となった建築家は大変珍しいと言えます。丹下健三にしても前川國男にしても都市計画にまでは至りませんでした。」

(あ、確かに。都市計画というのは一人の才能を超えて、集団としてその仕事に臨まなければならない。 坂倉準三先生はご自身の作品と言うよりは集団で事に当たると言う感覚を持っていたんだ。。)

創始者のことを先輩づてにしか聞いていない世代の私は、坂倉先生のスケールの大きさには思いが至りませんでした。 いやはや恥ずかしい限りです。

20090831-PICT0006.jpg

ちなみに鎌倉にあるこの神奈川県立近代美術館は坂倉事務所の初期の名作と言われているものであり、華奢な鉄骨造にもかかわらず、築60年近い今でも大事に大事に使われ続けています。

1日で4つの見学会

アルテックによる、混構造住宅

アルテック阿部勤さんの混構造住宅
先々週の土曜日は、3つの、正確には4つの建築を見てきました。 午前中に行ったのは、白崎治代が住宅設計を学んだアルテックの設計によるものです。アルテックには代表が2人いて、今回の住宅は阿部勤さんが手がけたもの。延床は40坪ほどの中庭型住宅。住まい手はなんと7人の大家族です。一つ一つの部屋は決して大きくありませんが、中庭に向かって開放的になっているので、せまくは感じられません。外部を住宅のまん中に挟むことで、外部越しに家族の様子を確認しあうことになります。
成熟した家族同士の距離感。
都市の一部を切り取ってきて、ぎゅうっと圧縮したような住まいの風景が展開されるのだろうと感じました。

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知らなかったエレベーターの仕組み

建築の実務経験に携わって21年。
特に独立前の坂倉事務所では当たり前のように扱っていたエレベーターの仕組みについて知らなかったことが、つい最近、テレビの情報番組で知ることとなりました。

『複数のエレベーターがあるとき、ホールでボタンを押してもなかなか来ないと思っていたら、2台以上のエレベーターが一度に到着するという経験がありませんか』と司会者が話を持ち出します。

私(ちゃんと計算して必要な台数を入れているはずだから、それはたまたまでしょ。もしくは計算を怠ったビルの例でしょ。)
エレベーターを導入するとき、メーカーに相談すると、ピーク時の待ち時間を設定し、それ以下になる台数とエレベーター速度を教えてくれるのです。

司会者『これを解消するのはかなり難しいようです。』

私(まーたまた。すでにエレベーターの計算は確立してるんだから。)

司会者『例えば、上の階でボタンを押します。先に上ってくるエレベータが途中階でつかまって人を乗せると、その分時間がかかります。その間に遅れていたエレベーターが追いつき、場合によっては追い越します。追い越しても、次の途中階で人を乗せると、そこでまた時間がかかってしまいます。抜きつ抜かれつをして、エレベータがやってくるので、ほとんど同時になることが多いのです。この問題は、いまだ解決されてなくて、もし、これを解消する制御方法が開発されたら、かなり画期的なことのようです。』

私(えっ!じゃあ、今までのエレベーター計算は何だったの?)

冷静に考えてみれば、計算は無駄ではなく、その待ち時間以内に複数のエレベーターがやってくるという計算なのです。

この情報で学ぶべきは。。。

よく満員エレベーターに無理やり載ろうとして、定員オーバーのアラームがなることがあります。定員オーバーはかご内の総重量で決まります。にも関わらず、再度、そぉーっと乗ろうとする人を見かけます。そしてまたアラーム。
隣のエレベーターがすぐにやってくるんだから、無理に載ろうとしないことなんです。
無理に載ろうとすることは、次の階で待っているお客さんをも待たせているってことです。もっと言えば、次の階以降の階で、複数のエレベーターが同時になっちゃう訳ですから、複数で同時に遅れてくるってことなんです。

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