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シーズ・アーキスタディオ Seeds Archi-studio
設計のこぼれ話 -設計バトル?-
住宅を設計するときには、図面の中に家具を書き込んで考えています。
(と、エラそうに書くほど特別のことではありませんが…。)
希望の家具が入るか、家具が通路をふさいでいないか確認するため、窓や照明の位置を決める手がかりにするなど、ごく当たり前の目的もありますが、私にとっては、「住宅の中に入り込むイメージづくり」という部分が大きいです。
自分がそこにいるとしたら、どんな空間が居心地いいのか想像するのです。
ソファに座ったら、ここに窓が欲しい、テレビはここ、ソファの前が通路になってしまっては落ち着かない、逆に、外の景色がいいこのポジションにソファを置きたい…などなど、こんな調子です。
家具を書き込むことで、自分の周りにできる空間が実感できるわけです。

設計の初期から想定していたソファ.
背面の壁の幅や飾り棚の位置はソファに合わせている.
設計の進め方は人それぞれですが、私の場合は、このように中にいる人(=自分)の周りから考えるので、「建物の内部からの発想」という傾向が強いようです。ただし、これはあくまでも設計のスタートのときで、内部のイメージが見えてくると、内部・外部を並行して進め、最終的には家全体のイメージを固めていきます。
さらに私の場合、「外部からの発想」タイプの夫とパートナーシップで設計しているので、設計が進んでくると、どこかで夫とぶつかり、内部・外部に関わらず、必ず設計バトルになってしまいます。
もうちょっと上品に言えば、二人とも、「そこにいる人」が見るはずの景色や気分を気にしながら設計していて、意識の共有のため、とことんすり合わせを行っている、ということです。
設計バトルを平和的に収束させると、私たちの設計案ができあがります。
ちなみに、バトル状態のまま、お客様との打合わせをすることはありませんので、どうぞご安心ください…。
(白崎 治代)
(と、エラそうに書くほど特別のことではありませんが…。)
希望の家具が入るか、家具が通路をふさいでいないか確認するため、窓や照明の位置を決める手がかりにするなど、ごく当たり前の目的もありますが、私にとっては、「住宅の中に入り込むイメージづくり」という部分が大きいです。
自分がそこにいるとしたら、どんな空間が居心地いいのか想像するのです。
ソファに座ったら、ここに窓が欲しい、テレビはここ、ソファの前が通路になってしまっては落ち着かない、逆に、外の景色がいいこのポジションにソファを置きたい…などなど、こんな調子です。
家具を書き込むことで、自分の周りにできる空間が実感できるわけです。

設計の初期から想定していたソファ.
背面の壁の幅や飾り棚の位置はソファに合わせている.
設計の進め方は人それぞれですが、私の場合は、このように中にいる人(=自分)の周りから考えるので、「建物の内部からの発想」という傾向が強いようです。ただし、これはあくまでも設計のスタートのときで、内部のイメージが見えてくると、内部・外部を並行して進め、最終的には家全体のイメージを固めていきます。
さらに私の場合、「外部からの発想」タイプの夫とパートナーシップで設計しているので、設計が進んでくると、どこかで夫とぶつかり、内部・外部に関わらず、必ず設計バトルになってしまいます。
もうちょっと上品に言えば、二人とも、「そこにいる人」が見るはずの景色や気分を気にしながら設計していて、意識の共有のため、とことんすり合わせを行っている、ということです。
設計バトルを平和的に収束させると、私たちの設計案ができあがります。
ちなみに、バトル状態のまま、お客様との打合わせをすることはありませんので、どうぞご安心ください…。
(白崎 治代)
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オールアバウト「オール電化住宅」ガイドの回想記
- 2010-04-02
- 02.Essay
私が2007年から2009年にかけて務めたオールアバウト「オール電化住宅」のガイドについて、お話したいと思います。
オール電化住宅へのスケルトンリフォームを行った「HT-House」が一つのきっかけになり、総合情報サイト・オールアバウトで「オール電化住宅」のガイドを務めることになりました。
オールアバウトはその道の専門家が月に1・2回の割合でガイド記事を掲載していくサイトです。専門性が高いということで、このサイトで知識を深めていくユーザーが多くいらっしゃいます。
私はもともと凝り性なところがあって、書くなら徹底的に調べないと気がすまない性格です。
オール電化住宅へのスケルトンリフォームを行った「HT-House」が一つのきっかけになり、総合情報サイト・オールアバウトで「オール電化住宅」のガイドを務めることになりました。
オールアバウトはその道の専門家が月に1・2回の割合でガイド記事を掲載していくサイトです。専門性が高いということで、このサイトで知識を深めていくユーザーが多くいらっしゃいます。
私はもともと凝り性なところがあって、書くなら徹底的に調べないと気がすまない性格です。
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木造のスケルトンリフォームについて #2
- 2010-03-21
- 02.Essay
(前回の続きです)
増築しなくても、軽微な間取りの変更の場合でも、当時の確認申請図書・壁量計算書が必要です。木造の場合、どの壁が構造として計算に入っているのか確認したいです。 一般に木造のほうがリフォームが簡単だと思われがちですが、私から言わせれば、まったく逆です。木造の壁は筋かいの入っているところだけが構造というわけではなく、構造合板などによって構造壁にする例が多くあります。見た目では判らず、確認申請図書がないと判断しにくいです。
むしろRC造のほうが判断しやすいです。RC以外は壊しても大丈夫ですし、RCの壁でも、構造なのかそうでないのか判断できます。
増築しなくても、軽微な間取りの変更の場合でも、当時の確認申請図書・壁量計算書が必要です。木造の場合、どの壁が構造として計算に入っているのか確認したいです。 一般に木造のほうがリフォームが簡単だと思われがちですが、私から言わせれば、まったく逆です。木造の壁は筋かいの入っているところだけが構造というわけではなく、構造合板などによって構造壁にする例が多くあります。見た目では判らず、確認申請図書がないと判断しにくいです。
むしろRC造のほうが判断しやすいです。RC以外は壊しても大丈夫ですし、RCの壁でも、構造なのかそうでないのか判断できます。
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木造のスケルトンリフォームについて #1
- 2010-03-20
- 02.Essay
あるお客様から問い合わせがありました。
内容は
“中古を買って、大幅なリニューアルをしたい。
その敷地の法定容積率より、少ない状態で建っているから、増築できるのではないか”
とのこと。
もちろん構わないのですが、いくつか気をつけてほしいことがあります。
内容は
“中古を買って、大幅なリニューアルをしたい。
その敷地の法定容積率より、少ない状態で建っているから、増築できるのではないか”
とのこと。
もちろん構わないのですが、いくつか気をつけてほしいことがあります。
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内玄関なるもの
- 2010-02-25
- 02.Essay
大型の住宅になると、内玄関が必要になることがしばしばあります。
内玄関と言うと、一般には馴染みがないかもしれません。
表玄関は外に対する顔つき、勝手口は家事に直結する出入口とすると、内玄関はちょうど、中間の役割を果たします。
家族の誰もが便利に使う内玄関。住まい手の考えやライフスタイルがもっとも表現される空間といってもいいでしょう。

内玄関と言うと、一般には馴染みがないかもしれません。
表玄関は外に対する顔つき、勝手口は家事に直結する出入口とすると、内玄関はちょうど、中間の役割を果たします。
家族の誰もが便利に使う内玄関。住まい手の考えやライフスタイルがもっとも表現される空間といってもいいでしょう。

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設計のこぼれ話 -家が家族とともに成長していく-

勉強コーナーの長机.右側が子供たちの寝室
前回の『子供の勉強はダイニングやリビングで・・』とは対照的な、「勉強は子供部屋で。」というHT-houseでの話。
3人姉妹の子供部屋で、お子さんが小さいうちは部屋を仕切らず、将来個室にするという計画でした。
そこで、3人共有の寝室兼プレイルームと勉強コーナーの2部屋をつくりました。引戸を開ければ広く使うこともできます。
3人分としては十分な広さを確保できなかったので、「女の子どうしだから、勉強するところは一緒でもいいのでは?」というのが、最初の発想です。また、3人いると、宿題する子もいれば、遊ぶ子もいる・・・となるわけで、そのケジメが付けやすいメリットもあります。
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設計のこぼれ話 -近頃の子供の勉強は・・・-
近頃、子供の勉強はダイニングやリビングで、とおっしゃる施主さんによく会います。
単なる偶然であって、これが最近の傾向なのかはわかりませんが、私自身、ちゃんとした個室を与えられながら、大学受験までリビングで済ませた身なので、とても馴染み深い話です。
また、子供が小さいうちは、できるだけ親の目の行き届くところに・・・という気持もありますよね。
その場合、普段の勉強はダイニングテーブルでいいと思いますが、来客や工作などで散らかしたいときを思うと、専用のデスクがあった方が便利です。
「大倉山の家」も、ダイニングテーブルと勉強机が兼用なのですが、写真のような子供達用の机を提案しました。ダイニング上部の吹抜に面しているので、親の目が行き届きます。家族共有のパソコンコーナーになることも想定しました。また、お子さんが中学・高校と成長したとき、ダイニングよりは勉強に集中できるように、ダイニングとは階を変えて、落ち着いた場所にしています。

・・・でも結局は、子供は自分がいちばん勉強しやすい場所を選びます。人の気配がすると集中できないタイプなら、自分の部屋へ行きますし、リビングの方が好きなら、広い子供部屋があっても、リビングへ出てきてしまいます。(経験者談)
大倉山の家では、まだお子さんが小さいので、どのように使われるか分かりません。色々な可能性を考え、選択肢の幅を持たせて計画しました。
(白崎 治代)
単なる偶然であって、これが最近の傾向なのかはわかりませんが、私自身、ちゃんとした個室を与えられながら、大学受験までリビングで済ませた身なので、とても馴染み深い話です。
また、子供が小さいうちは、できるだけ親の目の行き届くところに・・・という気持もありますよね。
その場合、普段の勉強はダイニングテーブルでいいと思いますが、来客や工作などで散らかしたいときを思うと、専用のデスクがあった方が便利です。
「大倉山の家」も、ダイニングテーブルと勉強机が兼用なのですが、写真のような子供達用の机を提案しました。ダイニング上部の吹抜に面しているので、親の目が行き届きます。家族共有のパソコンコーナーになることも想定しました。また、お子さんが中学・高校と成長したとき、ダイニングよりは勉強に集中できるように、ダイニングとは階を変えて、落ち着いた場所にしています。

子供用の長机
・・・でも結局は、子供は自分がいちばん勉強しやすい場所を選びます。人の気配がすると集中できないタイプなら、自分の部屋へ行きますし、リビングの方が好きなら、広い子供部屋があっても、リビングへ出てきてしまいます。(経験者談)
大倉山の家では、まだお子さんが小さいので、どのように使われるか分かりません。色々な可能性を考え、選択肢の幅を持たせて計画しました。
(白崎 治代)
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設計のこぼれ話 -本棚地震対策-
「大倉山の家」の階段のホームライブラリーを設計したときの話。
初めに話を伺ったとき、ご家族みんなが本好きとのことだったので、「本を楽しめる特別な場所をつくりたい。」と真っ先に思いました。でも独立したライブラリーを設けられるほど、面積に余裕がありませんでした。そのとき、「階段に座っちゃえば?」と思い至ったのです。
設計が進んできたある日、施主様から、「地震のとき階段に本がたくさん落ちてしまったら、暗い中で逃げるとき、邪魔だし危ないのでは?」とのお話。
もっともなご指摘です! さあ、どうしよう?
とっさに思いついたのは、食器や化粧品のお店の陳列棚にあるような、落下防止のバーでした。
でもバーがあると、本の出し入れのときに邪魔になるし、入れられる本の高さをバーの分だけ低くしなければならず、棚全体の高さを有効に使えません。
―棚板に穴をあけて、脚のついたバーを差し込んでおこうか・・・?
―でも、何かに引っかかって、勝手に取れてしまうかもしれない・・・。
悩んでいたとき、便利な金物を見つけました。
普段はバーがロックされていますが、上に少し引き上げると、ロックが外れて手前に倒せるというスグレモノです。これで問題解決です。今後も使えそうな便利グッズです。(倒したところの写真がなくてすみません・・・)
(白崎 治代)

初めに話を伺ったとき、ご家族みんなが本好きとのことだったので、「本を楽しめる特別な場所をつくりたい。」と真っ先に思いました。でも独立したライブラリーを設けられるほど、面積に余裕がありませんでした。そのとき、「階段に座っちゃえば?」と思い至ったのです。
設計が進んできたある日、施主様から、「地震のとき階段に本がたくさん落ちてしまったら、暗い中で逃げるとき、邪魔だし危ないのでは?」とのお話。
もっともなご指摘です! さあ、どうしよう?
とっさに思いついたのは、食器や化粧品のお店の陳列棚にあるような、落下防止のバーでした。
でもバーがあると、本の出し入れのときに邪魔になるし、入れられる本の高さをバーの分だけ低くしなければならず、棚全体の高さを有効に使えません。
―棚板に穴をあけて、脚のついたバーを差し込んでおこうか・・・?
―でも、何かに引っかかって、勝手に取れてしまうかもしれない・・・。
悩んでいたとき、便利な金物を見つけました。
普段はバーがロックされていますが、上に少し引き上げると、ロックが外れて手前に倒せるというスグレモノです。これで問題解決です。今後も使えそうな便利グッズです。(倒したところの写真がなくてすみません・・・)
(白崎 治代)

落下防止バーをつけた本棚
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五番舘西武(現・札幌西武)のことで#2
- 2009-12-08
- 02.Essay
前回の記事を読んでいない方は、ぜひ、ご一読ください。
・・・・
荒川さんとは都合3回会いました。
当時のジョブチーフだった出堀さんに会ってもらったり、発信の仕方や対象をどうするか議論したり。
彼の五番舘をなんとかしたい気持ちは、いささかもぶれません。正確には、札幌駅前に建つ赤レンガの建築を残したいという気持ちです。
彼は実にアグレッシブに行動していて、私や出堀さん以外にも、いろんな人に接触を試みているようです。
それらの蓄積は、彼の中でも貴重な経験になるはずで、それを記録として、かつ発信装置としてブログを使おうということになりました。
彼の思い描く五番舘再利用計画も、ちらりと聞いてはおりますが、ネタバレになるので、ここでは披露しません。
まだ、出来たてほやほやの彼のブログですが、アクセスしてみて下さい。できれば、コメントなどを頂けると彼も励みになります。
【荒川さんのブログ】札幌五番舘
・・・・
荒川さんとは都合3回会いました。
当時のジョブチーフだった出堀さんに会ってもらったり、発信の仕方や対象をどうするか議論したり。
彼の五番舘をなんとかしたい気持ちは、いささかもぶれません。正確には、札幌駅前に建つ赤レンガの建築を残したいという気持ちです。
彼は実にアグレッシブに行動していて、私や出堀さん以外にも、いろんな人に接触を試みているようです。
それらの蓄積は、彼の中でも貴重な経験になるはずで、それを記録として、かつ発信装置としてブログを使おうということになりました。
彼の思い描く五番舘再利用計画も、ちらりと聞いてはおりますが、ネタバレになるので、ここでは披露しません。
まだ、出来たてほやほやの彼のブログですが、アクセスしてみて下さい。できれば、コメントなどを頂けると彼も励みになります。
【荒川さんのブログ】札幌五番舘
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五番舘西武(現・札幌西武)のことで
- 2009-10-15
- 02.Essay
今週初め、建築事務所にお勤めの荒川さんが来訪しました。
私が坂倉時代に担当した札幌の「五番舘西武」の資料を見せてほしいというものです。
五番舘西武は、私にとって社会人最初の物件であり、現場で大変苦労した思い出深い建築です。
この建物は、札幌駅前に建つ新館と仲通りを挟んだ旧館によって構成された百貨店です。その後、新館はロフト館となり、建物全体の名称は札幌西武と変わりました。
(表現の間違いがありましたらすぐ訂正させていただきます)
高校までを札幌で過ごした荒川さんは、五番舘をよく利用していたそうです。高校のときロフト館のトイレを利用したら、レンガの大階段を発見。この建物にこんな場所があったなんて、と感動したそうです。それ以来、お気に入りの場所として、館内の本屋で買った本を読んだり、時間をつぶしたりする場所になったそうです。

私が坂倉時代に担当した札幌の「五番舘西武」の資料を見せてほしいというものです。
五番舘西武は、私にとって社会人最初の物件であり、現場で大変苦労した思い出深い建築です。
この建物は、札幌駅前に建つ新館と仲通りを挟んだ旧館によって構成された百貨店です。その後、新館はロフト館となり、建物全体の名称は札幌西武と変わりました。
(表現の間違いがありましたらすぐ訂正させていただきます)
高校までを札幌で過ごした荒川さんは、五番舘をよく利用していたそうです。高校のときロフト館のトイレを利用したら、レンガの大階段を発見。この建物にこんな場所があったなんて、と感動したそうです。それ以来、お気に入りの場所として、館内の本屋で買った本を読んだり、時間をつぶしたりする場所になったそうです。

オープン当時のスパイラルステップ
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