2010年02月
内井昭蔵展
- 2010-02-26
- 03.Diary

先日、世田谷美術館に行ってきました。
見に行ったのは「内井昭蔵の思想と建築」。
この世田谷美術館は、故・内井昭蔵氏の代表作に一つです。
僕の大好きな建築家の一人で、学生の頃、ずっと憧れを抱いていました。
展示内容は、ところ狭しと作品パネルが並び、それぞれに、担当者の言葉が書いてあります。
それを読むと、当時の設計風景が伝わってきました。
なかでも
「先生に複数の案を提示したところ、『君はどれがいいと思うの?』と聞かれました。そこで私の意見を言ったところ、『昼も夜もずっと、この建物のことを考えているのは君なんだから、君が思う通りでいいよ』といって下さった」
という文章が印象的でした。
ほかにも同様の思い出を語る文章がいくつか見られ、内井事務所のアットホームな環境をを想像するのに難くありませんでした。
そして、出口に近づいたあたりで、僕の大学時代の友人である、荒井さんが先生の言葉として記された
「ディテールは見せるものではなく、触れるもの」
という言葉に、はっとさせられました。
僕はこの言葉に、建築を学び始めた頃の「建築って何だろう」という素直な疑問に、答えをもらっているような、そんな気持ちにさせられました。
とてもよい展示会でした。
(白崎泰弘)
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内玄関なるもの
- 2010-02-25
- 02.Essay
大型の住宅になると、内玄関が必要になることがしばしばあります。
内玄関と言うと、一般には馴染みがないかもしれません。
表玄関は外に対する顔つき、勝手口は家事に直結する出入口とすると、内玄関はちょうど、中間の役割を果たします。
家族の誰もが便利に使う内玄関。住まい手の考えやライフスタイルがもっとも表現される空間といってもいいでしょう。

この写真は、おじいちゃん、おばあちゃんが一番よく利用する内玄関。朝、一番早く起きて新聞をとってくる。そして、一通り目を通した後、他の家族のために下足入れの上に。古くなった新聞も何かを包むのに使ったりするので近くにためておきたい。場所が狭いから、下足とスリッパをコンパクトに収納したい。そういった要望を素直に聞いてデザインした下足入れ&新聞ストッカーです。棚の方向が2方向に分かれ、ちょっぴり、おしゃれになりました。

築100年は経とうかという家のリフォーム。
この古い家では土間との床の高低差が40センチほどありました。足が悪くなったお母様が、日常的に使うのにはとても大変。
リフォームで、土間に一段ステージを設け、そこに腰掛けるベンチ、手をつくための腰壁、さらに、体を支えるための手摺を設けることにしました。
お母様が出入りするときのの一連の動きを考えると、どれも欠かすことができないと思われました。
内玄関と言うと、一般には馴染みがないかもしれません。
表玄関は外に対する顔つき、勝手口は家事に直結する出入口とすると、内玄関はちょうど、中間の役割を果たします。
家族の誰もが便利に使う内玄関。住まい手の考えやライフスタイルがもっとも表現される空間といってもいいでしょう。

この写真は、おじいちゃん、おばあちゃんが一番よく利用する内玄関。朝、一番早く起きて新聞をとってくる。そして、一通り目を通した後、他の家族のために下足入れの上に。古くなった新聞も何かを包むのに使ったりするので近くにためておきたい。場所が狭いから、下足とスリッパをコンパクトに収納したい。そういった要望を素直に聞いてデザインした下足入れ&新聞ストッカーです。棚の方向が2方向に分かれ、ちょっぴり、おしゃれになりました。

築100年は経とうかという家のリフォーム。
この古い家では土間との床の高低差が40センチほどありました。足が悪くなったお母様が、日常的に使うのにはとても大変。
リフォームで、土間に一段ステージを設け、そこに腰掛けるベンチ、手をつくための腰壁、さらに、体を支えるための手摺を設けることにしました。
お母様が出入りするときのの一連の動きを考えると、どれも欠かすことができないと思われました。
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エアスタイルコンテスト2009入賞!!
- 2010-02-10
- 01.News

ダイキン主催「エアスタイルコンテスト2009」において、特別賞を受賞しました。対象作品は「バス通りの家」。
木の架構と左官壁のインテリアの中に、デザインエアコンと呼ばれるダイキンのUXシリーズを何気に取り付けただけ。
建築家というと、ガラリ付の箱の中にエアコンを隠したがる習性がありますが、私たちはあまりそういうことをしません。
エアコンの効きが悪くなるからです。
かねてから、デザインされたエアコンを望んでいたわけですが、「バス通りの家」が工事中だった当時、このシリーズが登場し、「これだ!」とばかりに、設計時の機種から変更して採用した記憶があります。
(白崎泰弘)
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設計のこぼれ話 -家が家族とともに成長していく-
今日は「勉強は子供部屋で。」というHT-houseでの話。
3人姉妹の子供部屋で、お子さんが小さいうちは部屋を仕切らず、将来個室にするという計画でした。
そこで、3人共有の寝室兼プレイルームと勉強コーナーの2部屋をつくりました。引戸を開ければ広く使うこともできます。
3人分としては十分な広さを確保できなかったので、「女の子どうしだから、勉強するところは一緒でもいいのでは?」というのが、最初の発想です。また、3人いると、宿題する子もいれば、遊ぶ子もいる・・・となるわけで、そのケジメが付けやすいメリットもあります。
勉強コーナーは細長い小部屋で、長さ約5Mの勉強机をつくりました。3人横並びで使ってもらおうという考えです。受験期など一人で集中したいときは、ロールスクリーンで一人分を仕切ります。仕切ったときのため、照明・コンセントは3人分用意してあります。
机に並んで座ると、上の子が下の子の面倒をみる環境になります。幅がゆったりしているので、親が間に入って勉強を教えることも可能です。
実際、時々は奥様もここを借りるそうで、子供部屋がファミリールーム化しているようです。
この5Mの机は、家族のコミュニケーションツールとして十分に活躍してくれそうです。
将来、子供たちがパソコンを使うようになると、家族共有のパソコンルームになるかも・・・。
「勉強は子供部屋で。」という当初の予定とは違いますが、それはそれとして、家が家族とともに成長していく感じは面白いものです。 (白崎 治代)

3人姉妹の子供部屋で、お子さんが小さいうちは部屋を仕切らず、将来個室にするという計画でした。
そこで、3人共有の寝室兼プレイルームと勉強コーナーの2部屋をつくりました。引戸を開ければ広く使うこともできます。
3人分としては十分な広さを確保できなかったので、「女の子どうしだから、勉強するところは一緒でもいいのでは?」というのが、最初の発想です。また、3人いると、宿題する子もいれば、遊ぶ子もいる・・・となるわけで、そのケジメが付けやすいメリットもあります。
勉強コーナーは細長い小部屋で、長さ約5Mの勉強机をつくりました。3人横並びで使ってもらおうという考えです。受験期など一人で集中したいときは、ロールスクリーンで一人分を仕切ります。仕切ったときのため、照明・コンセントは3人分用意してあります。
机に並んで座ると、上の子が下の子の面倒をみる環境になります。幅がゆったりしているので、親が間に入って勉強を教えることも可能です。
実際、時々は奥様もここを借りるそうで、子供部屋がファミリールーム化しているようです。
この5Mの机は、家族のコミュニケーションツールとして十分に活躍してくれそうです。
将来、子供たちがパソコンを使うようになると、家族共有のパソコンルームになるかも・・・。
「勉強は子供部屋で。」という当初の予定とは違いますが、それはそれとして、家が家族とともに成長していく感じは面白いものです。 (白崎 治代)

勉強コーナーの長机.右側が子供たちの寝室
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