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顧客の要望の取捨選択、これが本当のプロなのですね

山王の住居 のお客様の声…

20年近く住んだ自由が丘の一軒家から母親が所有するマンションに引っ越しました。1階、2階それぞれ2部屋ずつあるのですが、そのうち2部屋をぶち抜きスケルトンリフォームするという大胆な構想を持ち、設計士や建築会社を選ぶところからスタート。まずは不動産屋から紹介された近くの建築会社にコンタクト。面会時にこちらの要望を伝えると、「なんでもできます、予算も極力抑えて行うことができます」でした。正直、素人目に見ても「本当か?」(ま、それだけ無理とも思える要望を伝えたわけです(笑))と思えることが多く「あやしい感」で終了。そこで、実は大学サークルの先輩で建築家である白崎さんにコンタクトをしたわけです。白崎さんは、当時よくある大学生(自分も含め)とは異なり、結構真面目に授業に出ていたと記憶しているのでなんとなく信頼していました。

さて、リフォームの話ですが、大きく3つの選択肢がありました。上下にぶち抜く案、1階の2部屋をつなげる案、そして2階をつなげる案。当時は頭の中で1階をつなげる案だけを考えており(というのはちょっと一服できる庭が欲しかったため)、最初の建築会社にもその線で話をしていたのですが、白崎さんには軽く?却下され、「2階の持つ景観の良さと天井を上げる(三角屋根)ことによる開放感を優先させた方が、あなたの感覚にきっと合っている。構造的にも問題ない」とのこと。「なるほど!」ということで白崎さんにその場でお願いすることを決めました。プロに話をリードしてもらうことの心地よさが好きだったわけです。その後は大枠から詳細に、我々が拘る点に関してはとことん検討して頂き(例えば趣味でちょっとばかし高価なクラシックギターをショーケースごと壁に埋め込みインテリアにするなどの要望に対してショーケースを徹底的に調べてくれるなど)、またダメなものはダメ、どうでもいいことはサクサク決めてくれる、本当に心地よい打ち合わせが続き、完成へと至ったわけです。

私は病院経営に関するコンサルティング会社を経営しているのですが、経営コンサルタントと本当に似ているなあと感じました。顧客の要望に答えてばかりいるコンサルタントは二流だと思っています。そもそもよく判らないからコンサルタントにお願いするわけです。顧客の要望に全て答えるのではなく、そして無理に要望を求めるのではなく、顧客が気がつかないことを掘り起こし解決するのがプロの仕事ではないかと思うのです。そのためには優先順位を明確にして、こだわるところにはこだわり、ダメなものはダメ、どうでもいいことは決めておいてくれる、これが心地よい設計プロセスではないかと思うのです。

白崎さんに本当のプロフェッショナルを感じました。もちろん、出来上がった家の住み心地は満点です。自分のこだわりとプロの目がスクラムを組んでいますので。

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